「親が亡くなった後、何から始めればいいかわからない…」そんなとき、頼りになるのが遺品整理業者です。しかし、業者によって料金やサービス内容はバラバラ。この記事では、遺品整理業者の選び方・料金相場・トラブル回避法までを分かりやすくご紹介します。
遺品整理業者のサービスとは?
遺品整理業者は、亡くなった方の自宅に残された家財や思い出の品を、整理・分別・搬出・処分・供養してくれる専門業者です。
- 家財の仕分け・搬出・処分
- 遺品の供養(お焚き上げ)
- リサイクル・買取査定
- ハウスクリーニング
- 相続に関する相談窓口の紹介
単に“片付け”をするだけでなく、ご遺族の心に寄り添った対応をしてくれる点が、一般の不用品回収とは異なるポイントです。
遺品整理の料金相場
以下は、部屋の広さごとのおおよその相場(税別)です。
間取り | 作業人数 | 料金相場(税別) |
---|---|---|
1K | 1~2人 | 3万〜8万円 |
1DK | 2人 | 5万〜12万円 |
1LDK | 2~3人 | 8万〜15万円 |
2DK | 3人 | 12万〜20万円 |
3LDK | 4~5人 | 20万〜40万円 |
一軒家(5LDK) | 5~7人 | 40万〜60万円以上 |
※お焚き上げ、特殊清掃、ハウスクリーニングは別途料金がかかる場合があります。
遺品整理業者の選び方|5つのポイント

① 無料で訪問見積もりをしてくれるか?
電話だけで金額を提示する業者は、後から高額請求される恐れがあります。
現地確認と書面での見積もりが基本です。
② 料金体系が明確か?
パック料金制、坪単価制などがありますが、作業内容や追加料金の内訳を説明してくれる業者を選びましょう。
③ 廃棄物処理の許可を持っているか?
不法投棄のリスクを避けるため、一般廃棄物収集運搬業の許可証を確認してください。
④ 供養や買取に対応しているか?
思い入れのある品や仏具、骨董品は丁寧に扱ってほしいもの。
供養や買取査定に対応している業者は信頼性が高いです。
⑤ 口コミや実績の評価が高いか?
Googleレビューや比較サイト、SNSの評判もチェックしましょう。
トラブル事例とその対策
トラブル例 | 予防策 |
---|---|
見積もり以上の高額請求 | 必ず書面での見積書をもらう |
大切な品を勝手に処分 | 事前に供養・保管の意向を伝える |
作業後の清掃が不十分 | サービス内容を明記してもらう |
当日作業員が足りない | スケジュールと人員数を事前確認 |
信頼できる業者を探す方法
- 「みんなの遺品整理」などの比較サイトを活用
- 自治体の空き家バンクに登録された業者
- 遺品整理士認定協会に加盟しているか
- 知人の紹介や実際の体験談を参考にする
【無料見積もりを3社以上とるのが失敗しないコツ!】 迷ったらまず比較サイトを活用して、複数の業者に相談してみましょう。
以下の記事では各県ごとのおすすめ業者を紹介しています。







補助金制度が使えることも!
自治体によっては、家財の処分費用に対して補助金が支給されることがあります。
- 長崎市:上限10万円(補助率50%)
- 雲仙市:全額補助(上限10万円)
- 常陸太田市:全額補助(上限20万円)
「○○市 遺品整理 補助金」などで検索して、ぜひご自身の自治体の制度を調べてみましょう。

まとめ|信頼できる業者と制度をうまく活用しよう
信頼できる業者を選び、自治体の補助制度をうまく活用することで、経済的にも精神的にも大きな助けになります。 無料見積もりを複数取り、納得のいくサービスを提供してくれる業者を選びましょう。
遺品整理は、精神的にも体力的にも大きな負担を伴う作業です。
無理せず、プロに依頼することで、心にも時間にも余裕が生まれます。
信頼できる業者を選ぶためには、
- 現地見積もり
- 許可の有無
- 口コミ評価
などをよく確認しましょう。
そして、自治体の補助制度も積極的に活用して、費用負担を軽くすることが大切です。
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