暖かくなってくると蚊などの毒虫が活発になってきます。
キャンプや庭作業などで虫に刺されることが多くなりますね。
「蚊にポイズンリムーバーが必要?」と思っていたのですが、結構、蚊やダニなど家庭で使用している方も多いようです。
かゆみが早く引くとなかなか好評です!!
特に最近は蚊による感染症も問題になっているので、是非備えておきたいです。
ポイズンリムーバーといってもタイプや価格もいろいろあるので、定番から自動のものまで、いろいろと調べてみました。
ポイズンリムーバーとは
ポイズンリムーバーは、虫刺されや毒蛇に噛まれたとき、体内に侵入する毒を吸いだすための器具です。
蚊やブヨ、アブなどに刺されたとき使用すると、腫れやかゆみが軽減し、治りが早かったというレビューもあり、フィールドワークの方々は必需品として装備されているようです。
災害やアウトドアでは、病院にすぐいけない場合も多いので、ポイズンリムーバーを備えておくと安心です。
被害にあった場合、毒が体に回らない前に処置しなくてはならないので、刺されて2分以内が最も効果的と言われています。
なので、ポイズンリムーバーがすぐ取り出せて処置できるように、事前に使用方法を確かめておく必要があります。
ポイズンリムーバーで処置した後は、真水をかけたりアルコールなどで消毒をして薬を付けたり絆創膏を貼ったりします。ケースなどに一緒に入れておくことをお勧めします。
ポイズンリムーバーの使い方は、タイプによって違いますが、大まかに二通りに分かれるので、下の動画を参考にしてください。実際の使用には、説明書をよく読んでください。
なお、ポイズンリムーバーはあくまでも一時的な応急処置ですから、処置後はできるだけ早く医療機関を受診してください。
飯塚カンパニー ベストセラーのポイズンリムーバー
アスピラボ エクストラクターとインセクトポイズンリムーバーの使い方の動画です。
吸引方法は、大きくこの二通りに分かれるので、
参考にしてくださいね。
ドクターヘッセル インセクトポイズンリムーバー
小型で軽く、誰にでも手軽に使用でき、傷口に応じてカップ両側のマウスピース面を差し替えて使用できます。使用後、先端のマウスピースを洗浄すれば繰り返し使用できます。
●サイズ:本体最大直径27mm、長さ92mm、レバー幅:62mm
●本体素材:プラスチック(ポリエチレン系)
●重量:12g
●デンマーク製
インセクトポイズンリムーバーは1983年に発売されてからロングセラー商品として愛用されてきました。
軽量コンパクトで安価、使用方法も簡単で利用者も多いです。
ポイズンリムーバーは虫に刺されてすぐに使用しなければならないので、カップがもともと付いているタイプのインセクトポイズンリムーバーはすぐに使えて便利です。
扱いやすい十字型の形状が特徴で、頂点を親指で押さえ両サイドにそれぞれ人差し指と中指を引っかけて引き上げて使います。そのため片手でも安定して操作できます。
ただし、カップ部分が不透明なので吸引している状態が見えない。
レバーを引くタイプなので吸引している間、ずっと押さえておかなくてはならないのは力の弱い方にはつらい面があるようです。
またケースに入ってないためバッグの中で破損したり、長い間使わないでいるとカップの部分が割れて使用できないことがあるようです。
カップだけの販売は調べたところ見当たりませんでした。繰り返し使えるとのことですが、衛生面を考えると使い回しは好ましくないので、使い捨てにする、または人数分揃えることを考えるとコスパは良いと思います。
アスピラボ エクストラクター
刺された患部にあわせて大小の透明吸引マウスピースがケース内に4ヶ付属しているので刺された部位に合わせて選ぶ事が出来ます。
ポンプに独特な機能があるため吸引の空気の流速が速く刺した後、針を残すミツバチ等に有効です。
●サイズ:本体サイズ:直径26mm、最大部分49mm、長さ118mm、ケースサイズ:80mm×123mm×35mm
●本体素材:プラスチック(ABS樹脂他)
●重量:87g(ケースを含む)
●フランス製
フランスで発売されてから30年、世界40か国以上で発売されているポイズンリムーバーです。
緊急を要する場合、箱入りなので箱から出して吸引マウスピースを装着する手間はかかりますが、装着は簡単です。
吸引カップが透明なので、吸引している状態が見えるので吸われてる感が分かります。吸引力の感じ方は人により違うようですが、吸引力は強いとの感想が多いですね。
レバーを押して吸引するタイプなので、押し続ける必要がないのですが、力の弱い方には最後の一押しに結構力がいるようです。
アスピラボ アスピブナン
従来のエクストラクターのフランス仕様でケースが洗練されたデザインになっています。
刺された患部にあわせて大小の透明吸引マウスピースがケース内に3ヶ付属しているので刺された部位に合わせて選ぶ事が出来ます。
ポンプに独特な機能があるため吸引の空気の流速が速く刺した後、針を残すミツバチ等に有効です。
●サイズ:本体サイズ:直径26mm、最大部分49mm、長さ118mm、ケースサイズ:55mmx145mmx35mm
●本体素材:プラスチック(ABS樹脂他)
●重量:96g(ケースを含む)
●フランス製
アスピラボ エクストラクターのフランス仕様で、ケースがコンパクトで斬新なデザインになっています。
こちらは吸引マウスピースが3つです。
ケースの開け方が独特なため、咄嗟の時に困らないように練習が必要です。コンパクトになった反面、取り出しにくい感じがします。
またケースも大きさがあるので中身だけ取り出して携帯しているというレビューもありました。
吸引力は強いほうで、レバーを押す力はエクストラクターほどいらないようですが、大きさがあるので手の小さい方には扱いにくいという意見がありました。
SAWYER(ソーヤー)とCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
SAWYER(ソーヤー) エクストラクター ポンプキット
▼内容
エクストラクターポンプ×1
吸引カップX4(大きさが異なるものが4個)
かみそり×1
収納ケース×1
日本語説明書
※バンドエイドや除菌パッチは付属しておりません
▼サイズ・重量
収納サイズ:約122×83×35mm
セット重量:約90g
▼素材
エクストラクター本体:ABS樹脂
ピストンレバー:ポリアセタール
吸引カップ:スチロール樹脂
収納ケース:ポリプロピレン
■原産国:中国
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ポイズンリムーバー
ほとんど見た目一緒のSAWYER(ソーヤー) エクストラクター ポンプキットとCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ポイズンリムーバーです。
使用方法はアスピラボ エクストラクターと同様で、ピストンを押し下げるタイプです。
ソーヤの方には患部の毛を剃るカミソリが付属しています。
押し下げる力はソーヤの方がいるようですが、吸引力はやや強い感じです。
価格はキャプテンスタッグのほうが高いですが、販売店により価格差がかなりあります。
このタイプは類似品が多く見られます。レビューはどれも同じような印象です。吸引力がある、ないはユーザーの期待値?もしくは使用方法によるのでしょうか?
あとは付属物と予算によりますが、ポイズンリムーバーはある程度は消耗品と考える方がよいようです。アフターサービスがあるかどうかも選択肢になりますね。
ちなみにこちらは日本製の同様のタイプです。
kaitou ポイズンリムーバー
カミソリ、ゴムの止血帯がついて、価格も上記2つよりもかなり割安になっています。
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タイガー ポイズンリムーバー SUCTION-X
従来の小型ポイズンリムーバーは、吸引が終わるまでハンドルを手で押さえなくてはなりませんでしたが、
「SUCTION-X」は、国際特許を取得したロック機構により、吸引中に手を放しても、吸引できるようになりました。
予備カップ付き。1年間保証。
- 本体サイズ:95x65x25mm 重量:約13g(本体&カップ1個装着時)
- カップサイズ:小口径 6mm、大口径 21.5mm
- ※カップの上下で、2サイズを使い分けするデザインです。
軽量で安価なポイズンリムーバーです。インセクトポイズンリムーバーと同様、ハンドルを引き上げるタイプですが、ロック機能が付いたので吸引中に手を離すことができるのが便利です。引き上げてハンドルを回すとロックがかかるようになっています。慣れないとかかりにくいとの口コミもあったので、事前に試してみることをお勧めします。
カップがついたままなので、咄嗟の時には便利ですね。カップは上下で2サイズの使い分けができます。
また、インセクトポイズンリムーバーはカップの破損が多いようですが、こちらは予備カップがついています。また1年間保証付きで、無条件で交換できるのも安心です。
タイガー ポイズンエキストラクター
ハンドル部分を従来品より大きめに設計。
5種類6サイズの吸引カップ付きで狭い箇所にも対応
専用携帯ケース入り
日本語の説明書入り
2年間の保証付き
本体サイズ:120x80x3mm
ケースサイズ:155x100x40mm
重量:約90g(本体、カップ、ケース込)
材質:ABS樹脂 他
カップサイズ:円形カップ 6mm&10mm(注1)、20mm、23mm、28mm、蛇毒用だ円カップ 20x8mm。
ポイズンリムーバー SUCTION-Xの強力版です。吸引カップが5種類6サイズ(一番小さいカップは上下使用可)で、様々な箇所に対応できます。
アスピラボ エクストラクター同様、ピストンを押し下げるタイプです。押し下げたら手を離すことができます。アスピラボ エクストラクターに比べると、吸引力が弱いと感じる方もいるようですが、虫に刺された後の治りが早かったとの口コミも多く評価は高いです。
ケース入りなので取り出す手間はかかりますが、大き目のケースにカップを付けたまま収納できるので慌てず使用できそうです。2年間の保証がついているのが安心です。
ケースにはカラナビがついているので、リュックにつけて携帯できます。また大きめなので、絆創膏などを一緒に入れておけるのもいいですね。
ケース無しで、マダニリムーバーがついたものも発売されています。
商品名:NEW エクストラクター ポイズンリムーバー 強力型 ハチ ブヨ ヤマビル などの虫刺され 毒吸引に (PE-01-BLUE, ケース無し マダニリムーバー付)
商品内容:ケース無し マダニリムーバー付
色:ホワイト、アクアブルー、
Sin Adventure Gear 日本製 ポイズンリムーバー
インセクトポイズンリムーバーと同様、ハンドルを引き上げるタイプのポイズンリムーバーです。
軽量、小型で、なんといってもデザインがアウトドア派にぴった入りで、首から下げても違和感がありません。
カップを付けたままなので、咄嗟の時には便利です。
インセクトポイズンリムーバー同様、カップが不透明なので吸引の状態が見えません。また、これもインセクトポイズンリムーバー同様に吸引中はレバーを抑え続けていなければなりません。
インセクトポイズンリムーバーに比べると、価格は高めですが、吸引カップは2個ついています。デザインで特化している感じでしょうか。
ひと味違うポイズンリムーバー
Care Plus(ケアプラス) ベノムエクストラクター 自動吸引
手の届きにくい箇所でも片手で簡単に吸引できると高評価です。
吸引カップもセットされたままケースにしまえるので、咄嗟の時にすぐ取り出せます。
自動吸引なので、力の弱い方でも吸引できます。
ただし、再度、吸引するときは本体を元の状態に戻さなければならないため操作は事前に練習が必要です。
また、他の製品に比べかなり重さがあります。価格も高めですね。
Safety Life(セーフティライフ) ポイズンリムーバー 複数個所が可能
ループ型のホルダーを持って内側のレバーを何度か引き上げることで過度な握力を必要とすることなく吸引されます。
吸引器具を外してもカップ内が真空状態に保たれるため、最大3箇所を続けて吸引することも可能です。
・専用ケース
・リムーバー本体
・吸引カップ3個 (大中小)
・止血バンド
・カラビナ
・取扱説明書
レバーを数回引き上げて吸引するタイプで、力の弱い方でも吸引できます。
吸引されたら、本体をカップから外せるので、数か所一度に使用ができます。またカップの別売りもあります。
コンパクトなケースに入っていますが、コンパクトすぎて入れにくいとの意見もありました。
患部にまっすぐに当てないと外れてしまうので、箇所によっては扱いづらい面もあるようです。
ケースや吸引カップが3個、止血バンドがついているタイプでは、価格はお手頃だと思います。
救急セットのポイズンリムーバー
OHKEY ファーストエイド キット ポイズンリムーバー 救急セット
OHKEYポイズンリムーバーの入った救急セットです。
ファーストエイドの救急キットには、価格、内容によって数種類あります。
こちらのタイプは救急セット(大)で、
OHKEYポイズンリムーバーがセットされているものです。
ほかに中型、小型の救急セットのポイズンリムーバーは小型(引き上げて吸引するタイプ)になります。
救急セットを用意していない場合は、必要なものがセットになっていて便利です。アウトドアや非常用としても常備しておくと安心ですね。
ケースはしっかりしていて高評価ですが、内容物に関しては使いづらいものもあるようで、ユーザーによって必要なものをカスタマイズするといいですね。
すでに救急セットがあり、ポイズンリムーバーのみが欲しい方は単品があります。
OHKEYポイズンリムーバー
まとめ
ポイズンリムーバーの吸引方法は、大きく分けて二つです。インセクトポイズンリムーバーのようなハンドルを引き上げるタイプと、アスピラボ エクストラクターのようにピストンを押し下げるタイプです。
ハンドルを引き上げるタイプは、軽量で小型のものが多く、引き上げる力はあまりいりませんがその分吸引力は劣るようです。コンパクトなので携帯に便利で価格も安価です。
ピストンを押し下げるタイプは、大きさもあり押し下げるのに力がいりますが、吸引力は強いです。ケース入りのものも多く、価格も少し高くなります。ケース入りのものは、一緒にカミソリや消毒綿、止血帯、塗り薬などが入れられるのが便利です。
力に自信のない方は、少し価格は高いですが、自動吸引のベノムエクストラクターもおすすめです。
タイプや価格に関わらず、「効果的だった」というレビューもあれば、一定の割合で「吸引できない」とのレビューがありました。
「吸引できない」のは、初期不良もあるかと思いますが、毛深いときはカミソリで剃ったり、乾燥している場合は濡れたタオルで湿らせたりするのも効果的です。患部の箇所によって、カップの大きさを変えてみたりするのもいいでしょう。
ポイズンリムーバーは、害虫に刺されたとき2分以内が最も効果的と言われます。咄嗟の時に使えなくては意味がないので、アウトドアに出かける前、または平素からちゃんと使えるかどうかのチェックが必要です。
もちろん、使用方法を試してみるのは言うまでもなくですね。
カップを洗浄すれば繰り返し使えるものが多いですが、本体に血や体液が入った場合は廃棄することになります。衛生面や、感染のリスクもあるので使い回しはNGです。なので、ある程度消耗品と考えた方がよいと思います。
また、ポイズンリムーバーの過信は禁物です。あくまでも応急処置ですから、特に毒の強い虫や蛇に噛まれたら、即、病院で受診しましょう。
なにより、虫に刺されないほうがよりベストですから、長袖長ズボンの着用、虫よけスプレーなどで害虫対策をして、それでも被害になったときの応急処置としてポイズンリムーバーを携帯しておくと安心も深まりますね。
これらを考慮して、ケース入りで絆創膏などが入れられて、2年間の保証があるタイガー ポイズンエキストラクターがおすすめです。
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