katadyn(カタダイン) のビーフリー 携帯浄水器は、軽量で清流の水を早く簡単に浄化して給水できると、登山雑誌でも取り上げられている人気の携帯浄水器です。
その反面、使い始めはプラスチック臭がきつく「ビーフリーは臭い」との口コミや評価も見られます。
katadyn(カタダイン) のビーフリー 携帯浄水器の実力のほどは?
口コミやレビューの評価から、臭いときの対処法などを調べてみました。参考にしてください。
katadyn(カタダイン) ビーフリー 携帯浄水器とは
katadyn(カタダイン) ビーフリーはスイスの浄水器専門ブランドです。
KATADYNの公式ホームページを見ると、水の浄化はもとより、海洋、軍隊、災害、人道支援など幅広く展開しているようです。
その中でBeFeee(ビーフリー)は、軽量で折りたためるので携帯に便利で、メンテナンスも簡単。最近はやっているトレイルランニングなど山歩きファンには人気の携帯浄水器です。
katadyn(カタダイン) ビーフリー携帯浄水器の特長
カタダインのビーフリー携帯浄水器は、アウトドアや緊急時に便利な軽量で高性能な浄水器です。
ハイキングやトレッキングなどで喉が渇くと、川の上流の綺麗な水を飲みたくなりますが、どんなにきれいに見える水でも動物のフンや細菌が含まれていることがあります。
携帯浄水器を通すことで、安心して水分補給ができます。もちろんエキノコックスにも有効です。
ホロファイバーフィルター 99.9%の微生物やバクテリアを除去
カタダインのビーフリー携帯浄水器は、0.1ミクロンのホロファイバーフィルターを使用しています。
このフィルターは、非常に細かい孔を持ち、水に含まれる99.9%の微生物やバクテリアを物理的に除去します。
ボトルは柔らかい素材でできているので、水を入れて握ると、圧力でボトルに取り付けられたフィルターを水が通過します。
フィルターには0.1ミクロンという無数の小さな孔があいていて、有害な微生物やバクテリアを物理的に除去して、きれいな水だけが飲み口から出てくる仕組みです。
エキノコックスの卵は約30ミクロンの大きさがあるので、このフィルターを通り抜けることはできません。
ただし、カルダインビーフリー携帯浄水器は、透明度の高い水源での使用が推奨されています。泥水や濁った水を浄水するのは難しいとされています。泥水などではフィルターが詰まったり、寿命が短くなる可能性があるので、使用を避けた方がいいですね。
高速浄水 ストレスフリーで給水
カルダインビーフリー携帯浄水器は、本体が柔らかい素材でできていて、水を入れて握りしめて水を出します。
1分間で約2リットルの水を浄水することができるので、素早く水分補給をしたいときはお勧めです。
携帯浄水器には、ストローで飲むタイプや吸いだして飲むタイプがありますが、給水に吸い出す力が要ったり、チョロチョロしか出ないと不満の声も聞かれます。
その点、カルダインビーフリーは、ストレスフリーで給水できます。
ボトル本体が柔らかい素材なので、ボトルを握る圧力もあまりいらないので、握力の弱い方でも使い易いですね。
超軽量でコンパクト 折りたためる携帯浄水器
トレイルランニングやファストパッキングに、軽量は欠かせないですね。カタダインビーフリーの最大の魅力の一つは折りたためるということです。
ファストパッキングとは?
- 目的: 長距離を速く移動しながら、キャンプや宿泊を伴うことが多いです。
- 装備: 軽量なキャンプ装備(テント、寝袋、調理器具など)を持ち運びます。
- 期間: 数日間にわたることが多く、長距離をカバーします。
- ペース: 速歩きや軽いジョギングが中心で、持久力が求められます。
トレイルランニングとは?
- 目的: 山や自然の中を走ること自体が目的で、通常は日帰りです。
- 装備: 最小限の装備(ハイドレーションパック、軽食、応急処置キットなど)を持ち運びます。
- 期間: 数時間から1日程度で、短距離から中距離をカバーします。
- ペース: ランニングが中心で、スピードと瞬発力が求められます。
手入れが簡単
カルダインビーフリーのフィルターのお手入れはとっても簡単です。
本体にきれいな水を入れて数回振るか、フィルターをきれいな水でゆすぐだけ。
ただし、水道水などで洗う場合は、フィルターを真横に向けて強い水流であらうのはNGとのことです。
強い水流でホロファイバー膜を気付付けてしまう可能性があるそう。また爪の長い方はホロファイバー膜を傷つけないように気を付けましょう。
また、保管する場合は、カビが生えないようフィルターをよく乾燥させるのも重要です。
カルダインビーフリーの口コミ、評価
実際に利用した口コミやレビューの傾向を見てみました。メーカーからのアドバイスもあります。
使いやすさ
「本体はソフトフラスクで非常に柔らかく軽い」
「未使用時はコンパクトにたためる」
浄水速度の速さ
「簡単な力加減でろ過できる」
「浄水するのが早い」
水の味について くさいときの対処法
「ビニールというか、工業製品ぽい味」
「水道水では味に変化がない」
「匂いが気になる」
カタダインビーフリーは評価の高い携帯浄水器ですが、使い始めは「ビニール臭がする」と受け入れられない方も多く見られました。
また、ブリタのボトル型浄水器にように「水道水が美味しくなった」という口コミやレビューは見られませんでした。
カルダインビーフリーの場合は、山歩きなどのアウトドアで渓流からの水分補給が主な使用用途のため、カルキ臭を除去ではなく、微生物やバクテリアの除去が目的なので用途が違うということだと思います。
渓流の冷たい水を乾いた喉で潤す場合は、とても美味しく感じるのではないでしょうか。
しかし、使い始めはビニール臭がひどく、人によっては受け入れがたいようです。
メーカーから回答の対処法としては、「重曹をしっかり、溶かした水につけていただき、重曹を入れた水を浄化するように何度かフィルターを通していただければ改善するかもしれません。 フィルター側は最期に流水で流して頂くと目詰まりも少なくてすむかと思います。」とのことです。
また「数日、野外に干していたら匂いがとれた」との口コミもあるので、臭いが気になる方は試してみてください。
水の出方について フィルターの洗い方は?
「浄水スピードが早い」
「しばらく使はないと、水の出が悪くなった」
カルダインビーフリーの特徴の一つは、浄化スピードの良さです。水を入れて、すぐに浄化された水を飲むことができると評価も高いですね。
しかし、「しばらくすると水の出が悪くなった」との口コミも見られました。
フィルターの浄化能力/約1000L(1,700 回分)ですが、目詰まりすると水の出が悪くなります。
カルダインビーフリーのもう一つの特長は、本体にきれいな水を入れて数回シェイクする、フィルターはきれいな水でゆすぐだけ、と洗い方が簡単なことです。(注意:ホロファイバー膜が傷ついてしまう恐れがあるので、フィルターを真横にして 水道から出る強い水で洗わない)
対象法としては、「水で洗ってから強めに吸引する」、「希釈したキッチンハイター液に30〜60分ほど浸けておく」などを試してみてください。
それでも改善しない場合、フィルターにバクテリア等が発生している可能性も考えられるので、フィルターの交換を考慮することも必要です。
しばらく使用しない場合は、よく乾燥させて保管する必要があります。
なお、フィルターカートリッジが未使用の場合は使用期限はないそうです。
防災・非常用としての使用
「非常用として購入した」
「コンパクトなので防災リュックに入れやすい」
メーカーも謳っていますが、防災用として購入している方も多いようです。
ここからは私の見解です。
カタダイン社の浄水器は、防災用や軍用としても採用されていますが、ビーフリーに関してはアウトドアで清流を原水とした使用を目的としています。
非常時に断水した場合、きれいな川などの水源が近くにある場合は良いのですが、風呂の水を飲み水に使用したいという目的の場合は、利用は難しいのではないかと思います。
コンパクトにたためるのは便利なのですが、地域や状況によって浄水能力に限りがあると思います。
使用目的に応じた携帯浄水器を選んでください。
同じ価格帯の浄水器なら、泥水も浄水できるセイシェル 携帯浄水器がおすすめです。
まとめ
カタダインビーフリー携帯浄水器を紹介しました。
釣りや山歩きで清流の綺麗な水はとても美味しそうです。しかし、最近話題のエキノコックスなど感染症も気になるところです。カタダインビーフリーを携帯していたら安心して飲むことができますね。
登山者やトレッキングなどアウトドアユーザーに利用者が多いのは納得です。
コンパクトになり、手入れも簡単といいとこづくめですが、あくまで透明なきれいな水を原水とすることが推奨されています。利用目的によって携帯浄水器は選ぶ必要があります。
ほかにも紹介していますので合わせて参考にしていただければ幸いです。
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