川の水や泥水さえも飲み水に変えてしまう、セイシェル携帯浄水ボトル、左がプラス、右がより高性能のサバイバルプロです。
ソロキャンプでブレイク中の芸人ヒロシのYouTubeでご存じの方も多いですね。
ペットボトルみたいな見かけなのにすごい浄水能力を持つ、セイジェルの携帯浄水ボトルとは？
口コミやレビューなどから、そのすごさを検証してみました。
セイシェル 携帯浄水器とは
セイシェル携帯浄水器とは、水質濾過産業界のパイオニア、セイシェル社の携帯浄水器です。
日本正規代理店のVORTEXのホームページによると、セイシェルのフィルターの開発者カール・パーマーの水ろ過の飽くなき探求と情熱によって生まれた、イオン吸着マイクロフィルターは微生物、化学薬品、重金属等の汚染有害物質をも同時に99.99%除去・減少する革命的なフィルターなのだそうです。
水は、全ての身体機能コントロールの鍵と言えます。私たちが摂取し吸収する水質は最高である必要があります。汚染物質は、私たちに病気を発症させないまでも、私たちの身体の新陳代謝を遅くし、私たちのエネルギーを縮小させているのです。身体に多大な負担を掛けている訳です。
（中略）
私は、人生の50年のほとんどを健康に対する環境毒素の影響、および水からそれらを取り除く方法の研究に費やして来ました。
Seychelleでは、全ての既知の汚染物質を微量元素の中に閉じ込めたまま、出来るだけ取り出すことに集中してきました。 本来の自然環境がもたらしたと同じように、私たちの濾過システムは、そんな水を提供します。我々の濾過器製品は、「簡単で、地球上で最も素晴しい水を濾過する機器」と言えます。より健康的な「HIGHER QUALITY OF LIFE」（高いレベルでの生活の質の向上）への道は簡単です。有害水を除去することです。健康を管理する上で最も重要な第一歩です。
（そしてこう豪語します）
私は70歳を超えていますが、今でも30代の時と同じエネルギーと持久力を持っています。 毒素や汚染物質の無いきれいな高いレベルの浄水は「生活の質の向上」の鍵です。私は、身をもって体験出来ていることを感謝しています。私がSeychelleでの仕事を通じて、皆さんと共有したいものこそ「HIGHER QUALITY OF LIFE」なのです。
イオン吸着マイクロフィルターとは？
イオン吸着マイクロフィルタ (IAMF)は、濾過、吸収、吸着、固着の4つのステップで人体に有害な物質を除去し、病原体の原因をカットします。
Seychelleのフィルターは、ココナッツ活性炭を主原料に医療技術を元に開発されたイオン吸着マイクロフィルターで、有害物質はろ過、吸収、吸着、化学結合の工程を経て減少・除去されます。
詳しい原理は以下の通りだそうです。一応参考までに
セイシェル携帯浄水器で取り除ける主な有害物質は？
つまりはどれだけの有害物質が取り除けるのかというと・・・
セシウム、細菌類・病原体（病原体原虫、大腸菌、コレラ、サルモネラ菌、炭疽菌などの微生物）、物質（水銀、生アリ、カドミウム、アルミニウム）、化学薬品（トリハロメタン、洗剤、農薬工業廃水）、悪臭、塩素臭、六価クロム、水銀
特に注目されているのが、放射性物質の除去です。セシウムの他にストロンチウム、ヨウ素、トリウム、ウランを高い確率で取り除きます。
中でも、「SURVIVAL PRO.（サバイバル プロ）」のアドバンスフィルターは、英国軍Royal Navyからの依頼によって開発された特別なフィルターで、ウィルスやバクテリアの除去率が99.9999%であり、放射性物質のラドン222を99%除去する能力を持っています。
セイシェル携帯浄水器の種類
セイシェル携帯浄水器を調べてみると、スタンダード、プラス、そしてプロの３種類あると出てきますが、現在楽天やアマゾンを調べてみても、スタンダードはヒットしません。（スタンダードで検索しても、商品名はサバイバルプラスだったり）
セイシェルスタンダードは、サバイバルプラスに集約された形のようですね。
サバイバルプラス携帯浄水ボトル
ソロキャンプで人気の芸人ヒロシが使っていることで有名ですね。アウトドアや非常用に人気が高いモデルです。
| 商品名 | セイシェル携帯浄水器 |
|---|---|
| 材質 | ポリエチレン(ボトル本体) 天然ココナッツ活性炭(ろ過素材) |
| 可能ろ過容量 | 380リットル |
| ろ過交換目安 | 1日1リットル連続使用で約1年間(原水により異なります) または 1～2L/1日の割合で浄水したとして約200日目安 |
| 高さ | 228mm |
| 最大直径 | 80mm |
| 空重量 | 129g |
| 容量 | 約600ミリリットル |
ポチップ
ポチップ
サバイバルプロ携帯浄水ボトル
軍仕様の高性能モデル。軍装備品らしいかっこいいボトルが人気です。プラスより高性能のアドバンスフィルターが採用されています。こちらもキャンプや非常用として人気のあるモデルです。
| 商品名 | セイシェル携帯浄水器サバイバルプロ |
|---|---|
| 材質 | 本体/ポリエチレン・ポリプロピレン・PVC フィルター/ポリプロピレン・ポリエチレン・ナイロン・ゴム・ ココナッツ活性炭等 |
| 可能ろ過容量 | 380リットル |
| ろ過交換目安 | 1日1リットル連続使用で約1年間(原水により異なります) |
| サイズ | 本体/約120×約250×約68mm |
| 空重量 | 170g |
| 可能ろ過容量 | 380L |
| 容量 | 約700ミリリットル |
ポチップ
ポチップ
セイシェル携帯浄水ボトルの使い方
プロもプラスも同じく水を入れてフタをしっかりしめて、本体を絞って飲むだけで使い方は簡単です。
フィルターの寿命は？ 交換時期
フィルター交換時期について調べたところ、１日１リットル毎日継続的に使用して、約１年です。
しかし、原水によって差が出てくるので、出てくる水の量が減ってきたり、汚れや匂いを感じたり、フィルターの劣化があったり。つまりは浄化されてないと感じた時が交換時ということですね。
可能ろ過容量は、どちらも380Lなので交換時期は同じくらいと考えていいと思いますが、未使用の場合はどうなのか？
セイシェル携帯浄水ボトルを、非常用として備えようという方も多いと思います。
未使用の場合のフィルター寿命を調べてみると、プラスは１５年、プロは５年と出てきました。
う～ん、ずいぶんと差がありますねえ
サバイバルプロは、より高性能のアドバンスフィルターを使用しているからなのでしょうか。
なお、どちらも海水は使用できません。河口では塩分が混じっていることがあるので注意が必要です。
セイシェル携帯浄水ボトルの口コミ・レビュー
実際に使用してみたユーザーの感想を集めてみました。購入のきっかけになった点や、良いところ、悪いところ。また使い方のアドバイスなどあるので、参考にしてください。
セイシャル携帯浄水器を知ったきっかけは？
「防災アドバイザーのYouTubeチャンネルで紹介していた」
「ソロキャンプのヒロシが使っていたので」
防災用として専門家に推奨されていのが、購入の決め手というユーザーは多いですね。
非常用にペットボトルを備蓄しているとしても、長期にわたる断水には対応しきれないため、携帯浄水器の必要性が高まっています。
持ち運びできる浄水器は、非常時だけでなくキャンプなどアウトドアで活躍しています。芸人ヒロシさんが実際使っているからという声も多かったです。
購入の決め手は？
「泥水でも濾過できる」
「放射性物質の除去も出来る」
「非常用のお水の保管は難しいから」
イオン吸着マイクロフィルター装着で、１５０種類の有害物質を除去できるという高性能が決め手となっているようです。
アウトドアやキャンプでは、川の水を飲み水にできるので、水道設備のない場所でも給水できます。トレッキングでのどの渇きを癒すのには、ボトル本体だけを持っていけばいいのでとても楽ですね。
防災のためにペットボトルを備蓄するのは重要ですが、人数が多い場合は足りないか不安ですね。また断水が長期化しても、風呂の水などを飲料水にできるので安心が増します。
また、飲み水に不安要素のある海外で利用する方も多いです。
使った感想
「本体を絞るのに力が要る」
「フタをしっかりしめないと漏れる」
使い方は簡単という口コミがある中で、一番多い不満点は、「力が要る」と「漏れる」でした。
本体を絞って水を出すので、握力の弱い方は水が出にくいと感じるようです。
フタをしっかりしめていないと、フタの隙間からろ過していない水が漏れて混ざるようです。
本体を絞って水を出す仕組みのため、フタの締めが緩いと注ぎ口が変形して隙間ができて漏れるようなので、強めに締める必要があります。その点でも、あまり握力のない方は使いにくいかもしれませんね。
「蓋の白いパッキンを外して逆さまに取り付けると漏れなかった」というアドバイスがありました。
また「まっすぐに注げば漏れなかった」というレビューもありました。どうしても漏れてしまうという方は試してみてもいいかもしれません。
コスパについて
「値段が高いが、安心を買った」
「可能ろ過容量が多い」
セイシェル携帯浄水ボトルプラスの本体価格が約8,000円～9,000円。交換用フィルターが約5,000円位です。
サバイバルプロは本体が1万円前後で交換用フィルターが6500円位というところです。
フリタのボトル型浄水器のように、水道水に限っているものに比べると高いようですが、川や風呂水も浄水できる高性能の携帯型浄水器は、大体同じくらいの価格帯になります。
それらの中で、セシウムなど一部の放射能物質に対応しているのはセイシェル携帯浄水ボトルだけです。「安心を買った」と非常用に備える方が多いのは納得ですね。
また日常的に、ミネラルウォーターを購入しているなら、最大可能ろ過容量は380Lと、毎日利用しても1年間使用でき、フィルターを交換すれば本体はずっと使用できるのでコスパ的には悪くないと思います。
まとめ
セシウムなどの放射性物質の他、150種類もの有害物質を除去するという、セイシェル携帯浄水ボトルについて調べてみました。
アウトドアでも威力を発揮しますが、セシウムなどの放射性物質の除去もできるということから、非常用として購入する方が多いですね。
水道水を飲み水に使うことに不安を感じる方にとっても、フィルターが1年間使えるのでペットボトルを購入するよりコスパはいいです。
セイシェル携帯浄水ボトルプラスは、重量129gと軽量で山歩きなど持ち運びに快適です。本体が透明なので中身がよく見えて安心感もありますね。
より高性能のセイシャル携帯浄水ボトルサバイバルプロは、すこし高くなりますが、軍仕様らしい見た目もかっこいいです。
用途や予算に合わせて、携帯浄水器を選ぶ参考にしてください。
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