
身近な人を亡くし、気持ちの整理もつかないうちに訪れる「遺品整理」。
思い出が詰まった品々に手をつけるのは、本当に心の負担が大きいものです。
私も実際、義母が亡くなった後に夫と一緒に遺品整理を経験しました。
最初は何をどうしたら良いのか分からず、ただ呆然としてしまったのを覚えています。
この記事では、同じように戸惑っている方へ向けて、**主婦の立場から「無理なく遺品整理を進めるコツ」**をご紹介します。
遺品整理を始める前に:まずは「気持ちの整理」から
遺品整理は、単なる片付けではありません。
故人との思い出が詰まった「モノ」と向き合う作業です。
だからこそ、無理に急がず、自分の心と相談しながら進めてください。
- 「今日1箱だけ整理してみよう」
- 「写真だけまとめよう」
- 「今日は見るだけで終わろう」
…こんなふうに小さな一歩で大丈夫です。
心が追いつかないときは、お茶を飲んで一息つく時間も大切にしてください。
遺品整理の流れ
ある程度、自分たちで整理するための効率の良い方法をご紹介します。
① 仕分け用の段ボールを用意する
- 残すもの(思い出として保管)
- 譲るもの(親族・知人へ)
- 売れるもの(リサイクルや買取)
- 処分するもの(ゴミや不用品)
見た目で分かるよう、段ボールにラベルを貼ると後で混乱しません。
② 「迷ったら保留」もOK
手に取ったときに迷うものは、一時保管ボックスを作り、そこで保留。
気持ちに整理がついてから、また判断すればいいのです。
③ 売れるものは無理せず買取サービスを活用
- 本・CD・DVD
- ブランドバッグや服
- カメラや時計
- 未使用の食器や贈答品
私の場合、出張買取サービスを使ってとても助かりました。
大きな家具や重たい荷物も、運び出しまで全部やってくれたので、体力的にも精神的にも楽でした。
引き取ってもらえないものは粗大ゴミとして処分することになりますが、結構たいへんで費用もかかります。
ジモティーなどを使って無料で引き取ってもらうのも手ですね。


遺品整理で一番悩んだこと

個人的に一番悩んだのは「写真や手紙など、気持ちのこもった品」の扱いです。
どうしても捨てる決断ができず…でも、全て残しておくわけにもいかず…。
最終的には、お気に入りだけアルバムに残して、残りは写真に撮ってデータで保存しました。
これならスペースも取らず、スマホでいつでも見返せます。


専門業者に依頼するのもひとつの手

家一軒まるごと、遺品が大量にある場合は、プロに依頼するのが一番効率的です。
最近は「女性スタッフが対応」「丁寧な供養オプションあり」など、遺族の気持ちに寄り添ってくれる業者も増えています。
費用はかかりますが、遠方などの場合は不要品の処理までしてもらえるので助かります。
見積もりは無料のところが多いので、一度相談だけでもしてみると安心ですよ。
不用品回収業者の比較するなら!【エコノバ】

最後に:遺品整理は、心の整理
「片づけること=故人を忘れること」ではありません。
むしろ、一つひとつの品を手に取ることで、故人と向き合う時間が生まれます。
あなたのペースで、無理せず。
笑顔で「ありがとう」と言えるその日まで、ゆっくり進めていきましょう。
コメント