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自分で遺品整理する方法と手順まとめ|費用・注意点・業者との違いも解説

はじめまして。この記事を書いているのは、まさに今、自分で遺品整理をしようと考えているひとりの主婦です。父を亡くしたばかりで、実家の整理に向き合うなかで感じたこと、悩んだこと、調べたことを、同じように悩んでいる方のお役に立てばと思い、まとめてみました。

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目次

はじめに

自分で遺品整理を考え始めたきっかけとは?

遺品整理を自分でやろうと思ったきっかけは、人それぞれですよね。「母の四十九日を終えたあと、そろそろ部屋を片付けなければと思った」「実家が空き家になる前に何とかしなければと気づいた」など、身近な場面からスタートすることが多いようです。

私の場合も、父が亡くなってからしばらく実家に行く気になれなかったのですが、ある日ふと帰ったときに、使われないままの服や時計を見て、「このままにしておくのは違うな…」と感じたのが始まりでした。

業者に頼まず自分でやるメリットと背景

最近は、遺品整理を専門の業者さんにお願いする方も増えてきました。でも、「できればお金をかけずに済ませたい」「大切な思い出の品に、自分の手で触れながら整理したい」と思う人も多いのではないでしょうか。私もまさにそのひとりです。

特に、アルバムや手紙など、家族との思い出が詰まった物は、他人には見られたくないし、処分するにもすごく迷いますよね。でも、その迷いも含めて、故人と向き合う大切な時間だと私は思っています。

このブログでは、そんな私の実体験をもとに、自分で遺品整理を進めるうえでの準備や手順、気をつけたいことなどを、できるだけわかりやすくまとめていきます。どうぞ、最後までお付き合いください。

1.自分で遺品整理を始める前に準備すべきこと

スケジュールと作業範囲を決める

遺品整理って、思っていた以上に時間と体力が必要です。いきなり全部やろうとすると心も体も疲れてしまうので、私は「この日はこの部屋だけ」とか、「午前中だけ作業する」と決めて、少しずつ進めるようにしました。

たとえば、毎週土曜日の午前中だけ、2時間だけ整理する…そんなペースで進めました。時間に余裕を持たせることで、思い出に触れて感情が揺れる瞬間があっても、無理せず向き合うことができます。

必要な道具・資材をそろえる

作業を始める前に、最低限の道具はそろえておいたほうがいいです。軍手やマスク、ごみ袋(燃える・燃えない分けて)、段ボール箱、マジックペン、ラベルシールなど。

私はラベルを使って「思い出」「貴重品」「処分予定」と仕分けしておくと、後で見返す時に便利でした!

掃除用の雑巾やアルコールスプレー、虫よけスプレーもあると安心です。長年開けていない押し入れなどは、ホコリや虫が出てくることもあるので…。

家族・親族との共有と承諾を得る

これはとても大事だと思います。自分ひとりで判断して進めると、後から「勝手に捨てた!」なんてトラブルになることも…。私はLINEのグループで「この引き出し整理していいかな?」と聞いたり、写真を送って「これは残す?」「誰か欲しい?」と相談しました。

特に、形見として誰かが欲しいと思っている物や、供養が必要な物は、きちんと話し合ってから進めると安心です。

2.遺品整理の手順と効率的な進め方

仕分けルールの設定と実践方法

作業を進める中で、「これどうしよう…」と迷う物がたくさん出てきます。そこで私がやったのは、あらかじめ「必要」「思い出」「寄付・リサイクル」「処分」の4つに分類するルールを作ること。

仕分け用の袋や箱に色シールを貼っておくと、パッと見て分かりやすくておすすめです。どうしても迷うものは「保留ボックス」を作って、後から見直すようにしました。

不用品・貴重品・供養が必要な物の対応

たとえば通帳や印鑑、保険証券などは絶対に捨てないでくださいね!私は母と一緒に「これは使ってた?」「まだ有効かな?」と一つ一つ確認しました。

あと、仏壇や遺影、人形など「これ、処分していいのかな…」と思う物もたくさんありました。そんなときは、地域のお寺に相談したり、「供養つきの回収サービス」を調べて依頼することもできるので、無理に自分で抱え込まないようにしてください。

リサイクル・処分・寄付の選択肢

まだ使えそうなものって、案外多いです。私は、きれいな食器や衣類を近くの福祉施設に寄付しました。引き取りに来てくれる団体もあるので、ネットで探してみると便利です。

一方で、処分が必要な家電や大型家具は、自治体の粗大ゴミに申し込んだり、リサイクル法に従って手続きをする必要があります。ゴミ処分って意外とお金がかかるので、リユースできるものはできるだけ活かしたほうが、家計にも優しいですよ!

3.自分でやる場合の注意点と業者との違い

心身への負担と感情面の整理

自分でやると、やっぱり気持ちが大きく揺れます。私は、父のメガネを手に取った瞬間、思わず泣いてしまって、しばらく作業が止まりました。こういう感情って、避けられないものなんだなぁ…と実感しました。

だからこそ、無理は禁物です。疲れたらちゃんと休む、誰かに話す。それだけでも心が軽くなるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

法的手続きや貴重品の扱いの注意点

遺品の中には、見た目では分からない大切なものが隠れていることもあります。知人は、捨てようとした古い箱の中から通帳と実印が出てきてビックリしたそうです…。

古い封筒や書類、よく分からない鍵などは、念のため保管しておくのが安心です。不安があるときは、司法書士さんや市役所に相談してみるのもひとつの方法ですよ。

プロ業者とのサービス・費用の比較

業者さんに頼むと、やっぱり早くてラクです!重たい家具の運び出しや、部屋の清掃までまとめてやってくれるところもあるので、体力的に不安がある方や、時間がない方には強い味方だと思います。

ただ、費用はけっこうかかります…。1部屋だけでも数万円〜十万円台ということもあるので、予算とのバランスも考えながら選びましょう。

私としては、「思い出にじっくり向き合いたい」人は自分で、「とにかく早く片付けたい」人は業者に…というように、自分に合ったスタイルで進めるのが一番だと思います。

まとめ

遺品整理って、本当にただの「片付け」じゃありません。家族の歴史をたどったり、気持ちを整理する、心の作業でもあるんだと感じました。

自分でやるのは、たしかに大変です。でも、その分だけ、思い出に向き合えたり、故人に「ありがとう」と言える時間が持てる気がします。

もし今、遺品整理を始めようか迷っている方がいたら、「無理なく」「自分のペースで」一歩ずつ始めてみてください。このブログが、少しでもそのお手伝いになれたらうれしいです。

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